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自己理解のための質問
最初の質問:      「お前は何者だ?」
次の質問:
        「どこから来たの?」
その次の質問:    「どこへいくの?」
最後の質問:
      
「ここでなにをしている?」
 
「幸福の迷宮(The maze of happiness)」ゴマブックス発行、からいただいた質問です。
嘆きの森から
迷宮に迷い込んだ主人公アリアドナに投げかけられた四つの問いのお話です。

皆さんでしたらこれらの質問にどう答えますか?少しの間考えてみてください。

さあ、答えはみつかりましたか? どんな答えでしたか?

「お前は何者だ?」にたいして、ある方は「田中一郎です」と自分の名前を答えたかもしれません。
でも良く考えてください。それはあなたという存在を他のひと区別するためにあなたにつけられた目印に過ぎません。あなた自身の中身、あなたという存在はあきらかに名前そのものではありません。
主人公アリアドナの答えは:「うるさいわね! じゃましないでちょうだい! わたしはここを抜けて、自分がなりたい自分になるの!」でした。

「どこから来たの?」という質問も、人生の長い時間の幅のなかで考えると、答えるのは簡単ではありません。どなたかは出身地を答えたかもしれません。それも間違いではありませんが、これまで生きてきた時間の流れのなかのほんの 一時点を言いあらわしたのに過ぎません。
アリアドナの答え:「わたしは、自分自身の中から来たの」「迷宮の入り口から!」

「どこへいくの?」については誰もが考えたことがあると思います。
どういう自分でありたいのか、人生の夢や将来の目標についてです。でも、これもなかなか簡単には答えられる質問ではありません。むしろ、それをさがし求めつづけるのが人生であるといったほうが当たっているかもしれません。
アリアドナの答え:「自分自身のまんなかへ」

最後の質問、「ここでなにをしている?」は一見簡単そうです。
けれども、「どこから来たの?」と「どこへいくの?」について考えた後で考えると結構難しくはありませんか?なぜなら、「今、この瞬間」というのは過去と未来のあいだの接点であり、通過点だからです。だから、まだ起こっていない未来におけるあなたが「今現在のあなた」にささやきかけるのです。
あるひとは、「今パソコンに向かってホームページを読んでいる」というかもしれませんし、あるひとは、「今将来の夢について考えている」と言うかもしれません。どちらも間違いではありません。
しかし、夢や目標をしっかり持っている人とそうでない人では、答え方が違ってくるのではないでしょうか。
主人公アリアドナの答えは、「生きてる!」でした。

 

(担当:干場)

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