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経営と人材育成
良きリーダーとマネジャー
リーダーを考えるとき、気をつけなくてはいけないのは「マネジャー」と混同しないことである。マネジャーがどちらかというとポジションであるのに対し、リーダーはプロセスであり、 特定のポジションにとらわれない一定の行動パターンを表現しているからである。ある研究家は、リーダーとマネジャーの行動の特徴を以下の通りに対比している。
リーダー マネジャー
・革新する Innovate ・管理する Administer
・発展させる Develop ・維持する Maintain
・鼓舞する Inspire ・コントロールする Control
・長期的視野でみる Long-term view ・短期的視野でみる Short-term view
・「何か」「何故か」を聞く Ask what & why ・「どうやって」と「何時」を聞く Ask how & when
・創始する Originate ・教える Initiate
・現状にチャレンジChallenge the status quo ・現状を受け入れる Accept the status quo
・正しいことをする Do the right things ・正しいやり方をする Do things right
かなり大胆に単純化されているが、これはたいへんわかり易い。両者には明らかに正反対ぐらいの違いがあるが、同時に、状況に応じて両方共必要であることが良くわかる。リーダーは変化に貢献するのに対し、マネジャーは維持に貢献するのである。

では何故、今、リーダーの必要性が叫ばれているのだろうか。理由を挙げるのは簡単である。

1. 今日のビジネス環境はけっして安定的ではなく、今日我々は変化の速い、とんでもないことが起こりうるグ
  ローバル・エコノミーの世界に生きている。
2. そうした変化の速い世界では、当然のことながら、過去に上手くいったやり方が必ずしも将来も成功すると
  は限らない。それどころか、足を引っ張ることの方が多いかもしれない。

というわけで、マネジャーは「リーダーとしての役割」を果たさなければならない状況に今まで以上に頻繁に直面することになる。両者の行動の特徴が正反対であるだけに、マネジャーにはこれまで以上に柔軟な発想とストレス・マネジメント能力が求められる。
難しい時代である。
干場 2009年6月
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